昨今のキャンプブームの中、実際にさまざまなキャンプギアを購入された方がたくさんいると思います。
そんな中、アウトドアナイフに関してはまだ購入していない、何を買えばわからない、という方もいるのではないでしょうか?
そんな方に向けておすすめのアウトドアナイフの「モーラナイフ」をご紹介したいと思います!
今回紹介するモーラナイフとはそもそも何?その特徴とおすすめの理由!
スウェーデン、フィンランドの北欧で主に利用されてきたブッシュクラフトナイフ
モーラナイフの起源は北欧のスウェーデンにあります。
隣国のフィンランドでも古くから使われてきたナイフの種類の一つということですね。
モーラナイフの特徴はこのような感じです。
- 値段が手頃で機能的であることから近年のブッシュクラフトナイフの中でもトップクラスの人気を誇る
- スウェーデンのモーラ(ムーラ)市が起源とされている
- ブランド名というよりは元々ベルトに固定して持ち歩くナイフの総称
元々はブランド名というよりはこのような特徴を持ったナイフの総称をモーラナイフと呼んでいたようです。
起源はスウェーデンのモーラという場所で120年ほど前に生まれたとされています。
それだけ長い時間、キャンパーに愛用されているということは信用の裏付けですね!
実際に使用されている方のレビューもかなり高く、アウトドアナイフとしてベストな選択であると言えると思います。
ブランド名は「Morakniv」でスウェーデン製
前述の通り、モーラナイフはアウトドアナイフの一部の総称です。
しかしながら、同時に販売を行なっているブランド名でもあります。
日本ではモーラナイフの日本の会社が公式のHPが運営されていて、販売されています。
日本の企業が正規で販売しているので品質も安心できますね。
モーラナイフがおすすめの理由!
そんなモーラナイフをおすすめ理由には以下の二つがあります。
- とにかく安い!
- 切れ味が抜群にいよくて、なんでもできる。
まずは非常にお手頃価格で買えるということですね。
もっとも基本的なモデルは2000円から3500円ほどで買える値段設定になっています。
初心者の方でも気軽に買える価格であるというのは非常に嬉しいです。
安いので、気にせずガシガシ使うことができるのますね!
また、お値段以上の性能を持つ切れ味の良さもおすすめの理由の一つです。
安いのに切れ味が非常に良いコスパの高いアウトドアナイフでなので、使用用途も非常に多いです。
薪をバトニングで割ったり、木を削ったり、食材を切ったりなど、一本でなんでもでる汎用性の高さは他のナイフより一枚上手です!
ナイフには大まかに種類が2つ
ナイフはいくつか種類がありますが、まず大まかに分けると以下の2種類あります。
- 持ち手が木製のクラシックタイプ
- 持ち手が合成樹脂製の新しいタイプ
元々古いものは持ち手が気でできているものになります。
現在販売されているものの多くは合成樹脂製ですね。
木製のものも販売されています。
木製のナイフは使い込むごとに持ち手が経年変化していって味が出てくることですね。
無骨なサバイバルナイフという感じで非常にかっこいいです。
対して樹脂製は経年変化等は感じられませんが、メンテナンスが非常に楽です。
自分のスタイルに合わせて選びましょう。
刃のタイプもさらに2種類あり大きさも様々
また、持ち手だけでなく刃にも以下の2種類あります。
- 錆びにくく手入れが簡単なステンレス製
- 切れ味は抜群のカーボン製
それぞれの特徴を説明して行きます。
カーボン製ナイフ
- 非常に硬く切れ味が抜群
カーボン製の特徴はなんといっても切れ味がすごいです。
食材ならば肉、野菜、魚などどれも難なくスパスパ切れます。
硬いものをよく着る機会がありそうならばカーボン製をおすすめします。 - 錆びやすくこまめな手入れが必要
切れ味がすごいのは非常にメリットですが、その代償としてとても錆びやすい性質があります。
使用して水分に触れたりする場合はすぐに拭く、定期的に歯を研ぐ必要があるなどメンテナンスが欠かせません。
いわゆる水に濡れて発生する赤さびを防ぐための「黒サビ加工」という方法もありますが、こちらもメンテナンスとして一手間かかるということにはありません。
カーボン製の購入を考えている方はこの点を注意していただきたいです。
ステンレス製ナイフ
- 非常にサビにくい
なんといってもステンレス製ナイフの特筆すべき点は錆びにくいことですね。
肉、魚、野菜などの食材を切る際には必ず水分が付着します。
カーボン製ならサビの発生原因になりますが、ステンレス製はその都度綺麗に拭き取るようにしていれば、そう簡単に錆びてしまうことはありません。
ガシガシ使っていけるナイフでありながらも簡単なメンテナンスで長く愛用できるようになっています。 - カーボン製よりも切れ味が劣る
こちらに関しては、切れ味を何よりも優先しているカーボン製よりはどうしても劣ります。
特に、フェザースティックを作る、肉の細かい筋を切る、野菜を細かく切るなどの細かい作業をしようと思うとその辺りは如実に出て来ると思います。
しかしながら、カーボン製よりは、ということをきちんと認識しておけばアウトドアナイフとしては必要にして十分の切れ味が確保できていることは事実です。
本格志向でなければ大きなデメリットにはならないかと思います。
キャンプ、アウトドア初心者にはステンレス製がおすすめ!
以上の点を踏まえて初心者の方におすすめするなら、まずはステンレス製のナイフをおすすめします。
やはり、メンテナンスを定期的に行うというのはなかなか難しい部分もありますし、手軽にガシガシ使えるというのが最も大きな利点になります。
もちろん、どんどん慣れていって切れ味の良いものがほしくなる場合もあるかもしれないですが、最初の一本にはステンレス製のナイフがおすすめです!
実際に使っているモーラナイフを紹介!
ここまでモーラナイフについてお話ししてきましたが、実際に僕が使っているナイフをご紹介します!
モデルはモーラナイフ Morakniv Companion Heavy Duty Black (ステンレス)というものになります。
実物の写真と特徴など
特徴はすでに上で書いた通りのサビにくいステンレス製です。
個人的にはバトニング(薪割り)をやることをメインに使いたくて購入しました。
見た目はこんな感じです。
ブレードと鞘に分かれています。
裏側はこうなっています。
鞘はベルトに固定できる仕様になっています。
元々ブッシュクラフトナイフは持ち歩きながら作業をするものなので、このような仕様になっているようです。
ちなみにきちんとmade in Swedenです!
実際に歯を出すとこんな感じです。
意外と刃は大きくないように見えますが、歯の長さは約10.4cmと十分な長さです。
歯の厚さも3.2mmとしっかりあり、バトニングにも使えます。
バトニングは刃の消耗が激しくまるので厚めのものを選ぶのが良いです。(3mm以上のもの)
実際にこれでバトニングを3時間ぐらいやりました。
少なくとも現状では刃こぼれ等はなく、綺麗な状態を保てています。
CompanionとCompanion Heavy Dutyの違いについて
今回僕が購入したCompanion Heavy Dutyは刃厚が3.2mmありますが、通常のCocmpanionというモデルも存在していて若干仕様が異なります。
- ブレード素材:ステンレススチール
- ハンドル素材:ラバー
- 刃体の長さ:約10.4cm
- 全長:約21.9cm
- 刃厚:約2.5mm
- 重量:約84g(ナイフのみの重量)
- 値段:2090円
- ブレード素材:ステンレススチール
- ハンドル素材:ラバー
- 刃体の長さ:約10.4cm
- 全長:約22.4cm
- 刃厚:約3.2mm
- 重量:104g(ナイフのみの重量)
- 値段:2860円
Heavy Dutyの方が重く分厚い仕様となっていますね。
これは、持ち手の深くまで刃が伸びていることも深く関係していて、バトニングのような刃に負荷がかかる作業を主にするのであれば、Companion Heavy Dutyをおすすめします。
ちなみに、ナイフにはフルタングという、持ち手まで含めて全てが一枚の金属でできているものもありますが、価格が高くなったり、メンテナンスが難しくなるものもあるのでよく検討してから購入しましょう。
まとめ:キャンプ初心者にはモーラナイフのCompanion Heavy Dutyのステンレスタイプがおすすめ
キャンプをするうえで一本持っておくだけで、キャンプのスタイルやできることがグッと広がります。
自分のお気に入りのナイフと共にキャンプをすることをもっと多くのキャンパーさんに知ってもらえればと思います。
そこで、今回ご紹介したモーラナイフ、特にステンレス製のCompanion Heavy Dutyはたくさんのキャンプ初心者の皆さんに手軽に使ってもらえるアイテムになっていると思います。
ぜひ、初めてのアウトドアナイフ、ブッシュクラフトナイフを探している方はモーラナイフを検討してみてください!