バイクでグループツーリングの時に通話ができたり、ナビアプリの音声が聞けたりする「インカム」があるとツーリングが非常に快適になります!
しかし、バイクに乗り始めた人は以下のようなお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
- 種類が多すぎて何を買えばいいのかわからない
- 値段もピンキリだし性能の差もわからない
- 通話だけで切ればいいけど安いのはすぐに壊れてしまわないか不安
- 自分でヘルメットに取り付けるのは難しいんじゃない?
- SETHDA B-35は安価でも基本的に問題なく使える!
- 初心者の人には特におすすめできるインカム!
- ヘルメットへの装着のやり方も簡単!(写真解説付き)
- 頻繁なジャックの抜き差しは要注意かも!
買ったのは激安中華製インカム「SETHDA B-35」!
今回購入したのは「SETHDA」というブランドの「B~35」という中華製インカム。
なんとそのお値段は税込3,699円!(現在の最新モデルの値段)
※2024年4月25日木曜日まで666円OFFクーポン発行中!
中華製のインカムといえど、安くても5000円は超えてるものが多いなか、それらに比べて1000円以上もやすいモデルです!
全レビュー数167件、Amazonの評価も星3.6(2024/4/20時点)と安い中華製インカムとしてはこの価格帯ではかなり高いです!
さらに、タイミングによってはクーポンが発行されているのでさらに安く買うこともできます!
商品をお気に入りに入れておいて定期的にチェックしておくといいと思います!
実際に買ってみた。
実は僕は普段は「cardo」というメーカーの15000円ほどのインカムを使用しています。
そちらのインカムについては是非こちらの記事をご覧ください!
ではなぜ今回これを買ってみたのかというと
- アップデートが入って一時的にスマホと相性が悪くなったから
- 急に壊れたりした時のための予備にするため
- 周りが中華製インカムを使っているのでハイエンドのものとの違いが気になったから
ツーリングを翌週に控えていたので急遽安いのでもいいから必要になったというわけで、「SETHDA B-35」を半ば実験的に購入しました!
「SETHDA B-35」のスペックと特徴は?
簡単にインカムのスペックをまとめてみましょう。
- ワンタッチでの無線会話、端末、音楽の切り替えが可能(LINE会話は不可)
- Bluetooth5.0対応
- IP 65防水レベル
- FM機能·高音質
- 大容量450 mAのリチウム電池 2時間充電で10時間連続使用可能
- 携帯の接続距離:50メートル
- 最新モデルはUSBタイプC充電搭載
通常のインカムとして必要十分、もしくはそれ以上の機能は全て詰まっているといえるスペックです。
使ってみた時点では他機種のインカムと繋がるかは基本的にライン通話でしか通話していないためわからなかったのですが、機能上は可能とのことですね。
インカムを開封、見た目や仕様は?
それではインカムの実物をいざ開封します。
箱の外観は商品写真でシンプルですね。
ちなみにブラックを購入しましたが写真はシルバーっぽいので箱は全色共通のようですね。
箱そのものに安っぽさは感じない作りです!
それでは開封です!
インカム本体がしっかりと固定されて入っています。
本体の隣とその下には以下の付属品が入っていました。
左上から順番に
- ステレオスピーカー&マイク、
- 説明書
- 真ん中下がクリップとそれを固定するネジ、コード類、両面テープ
- 本体
説明書以外にもメッセージカードが入っていました。
続いて本体を取り出してみます。
手のひらに対してこのような大きさで、特別大きくもなく比較的コンパクトです。
質感はマットな感じですが安っぽくはない肌触り。
上部にボタンが3つついていて写真で見ている角度で左から「−」、「+」、「電源」ボタンとなっていてそれぞれ以下の機能があります。
- 電源を2秒長押しで起動、3秒長押しで停止
- −と+は音量の上げ下げが可能と長押しで音楽の場合はスキップ
- ラジオ起動中は−と+でラジオ曲の検索
これらのボタンとは別に側面の左側(写真で見えている部分)もボタンになっており多機能ボタンというもので以下の機能があるようです。
- 音楽の一時停止
- 10秒以内で着信に自動応答
- 1秒長押しで呼びかけの拒否
- 短く押すと通話を切る
- 短く押すと電話に出る
- 3秒長押しでラジオ開始、停止
- 2回押すと最後に通話した番号にリダイアル
- ラジオの時に短く押すとラジオをミュート
裏面は両面テープをつけられるように少しだけ枠に沿って窪んでいるのと、下にクリップをつけるためのネジ穴があります。
「SETHDA B-35」のヘルメットへの取り付け方
それでは実際に取り付けてみましょう。
写真と同じような形で順番にやっていけば簡単にできるのでご参考にしてみてください!
①不足のネジとドライバーでクリップ固定
ガチガチにするとクリップがヘルメットに挟めないのでこの段階では少し緩めにしておいて、次の工程でヘルメットに取り付けるときにきつく締める!
②ヘルメットの左耳側にインカム本体を取り付ける
グリップが本体につけられたら、ヘルメットの左耳側に写真のような形ではめます。
ヘルメットの種類やメーカーなどによって取り付けやすい角度が違うのと完璧にはハマりづらいので色々な角度からグリップをはめてみる!
③マイクとスピーカーを取り付ける
次にマイクとスピーカーをヘルメット内部に取り付けます。
取り付けのために、固定されているヘルメットのクッションを一度外します。
写真はすでに取り付けた後ですが、クッションの下に両面テープでスピーカーを取り付けています。写真の真ん中あたりの黒い線が配線です。
続いてマイクを取り付けます。
スピーカー同様にテープで内部に貼り付けます。
配線が少々長いので口に干渉しないところを探すのはフルフェイスだと少し難しいのでテープでの固定前に一度かぶるなどして位置を確認しましょう。
ジェットヘルメットの方は口元に線が溜まることがないので比較的取り付けは楽だと思います!
クッションを外す時は両面テープとボタンで付けられているものはボタンはつけたままにしたほうが取り付けた後に元に戻しやすいので全部は外さないようにすること!
④本体とスピーカー&マイクの配線を接続する
最後にスピーカーとマイクにつながっているUSBをインカム本体に接続して、取り付け完了です。
ここまでの取り付けは初めてやってみた自分でも30分もかからずそんなに難しくないものでした!
取り付け後に再度ヘルメットを被って確認して配線が変に出てしまっていないか、ヘルメットがキツくなってしまっていないかを確認しましょう!
「SETHDA B-35」の配線と充電についてはどうなの?
こちらのインカムの配線ですが、ちょっとUSBのタイプが特殊で、接続部のポートが小さめのタイプBのようになっているんですよね。
なので充電も付属の充電ケーブルでしかできないです。
まあ電源の方は通常のUSBなのであまり大きな問題ではないですね。
どちらかというと、マイクとスピーカーの接続時に若干の違和感がありますね。
個体差なのかは不明ですが、若干緩いかな?という感じがします。
ヘルメットをはめる際にポロっととれたり、ヘルメットをつけてからだとなかなか付けづらいです。
ヘルメットを着用する前にきちんと接続していることを確認した方がいいですね!
メーカーの説明にはしっかり力を入れて接続部を繋げるようにと記載もありましたので一つここは気をつけるべき点ですね。
下側面ではなく横側面についていて、かつL字のプラグならもう少しよかったなあと思うところです。
<11/13追記>
最新のモデルはAppleのMacなどに使われているUSBタイプCのケーブルが使われるようになりました!
充電のスピードが非常に速くて優秀な規格のケーブルです!
「SETHDA B-35」を実際にツーリングで使ってみた!
ここからは実際の使用感についてのレビューです。
僕がこれを初めて利用した時の状況はというと
- 天気は雨予報(実際に強めの雨が降っていました)
- 友人2人でツーリング
- LINE通話を使用して会話
という感じでした。
他に使用していた「cardo FREECOM+1」とも比較してみたいと思います。
雨の中でも問題なく使用できた
ツーリングの日が4/17でしたがこの日は関東で比較的強い雨が降っていました。
基本的に乗っている時間は雨が降っていて、5時間ほどバイクに乗っていたのですが、雨によって壊れたということはありませんでした。
値段が安いこともあって、天気予報も雨予報だったのでここでの故障が1番不安でしたがきちんと防水が機能しているようで安心しました。
通話も音質もまずまず
通話時の音質に関しては正直全然許容範囲というかこれで3600円なら十分すぎるくらいでした。
しかし、接触の問題なのか、自分がしっかり差し込んでいなかったからなのか、はたまた雨に濡れたせいなのか、帰り道の友人との会話の時に若干音声が聞き取りづらかった時がありました。
聞こえる時はきちんと聞こえてるんですけどね。
複数人でしゃべった場合などはどうなるかも今後調べていきたいと思います。
ただ個人的には、僕はソロツーリングでナビや音楽を聴くことを見越して買ったので、スマホの音声がきちんと聞こえればいいのでそちらの音声に関しては問題なく作動しているし、値段も安いので許容範囲ですね。
このあたりはツーリングの機会が増えてきたらその都度使用感を書いていこうかなと思います。
バッテリー持ちはかなり良好
バイクに乗っていた他時間は友人と合流してからの約5時間と、解散してからの時間もあわせると計6時間ほどでしたが、充電が切れるということはありませんでした。
フル充電でスタートし、家に帰ってきた時は電池残量60%でした。
非常に優秀です!
これだけ長時間使えるなら十分な機能です!
「cardo FREECOM+1」と「SETHDA B-35」を比較するとどちらが上?
実際のところ、僕には二つのインカムに決定的な違いを見出すことはなかったですが
- 基本的な機能はどちらも十分に満たしている
- 仕様の細かいところでの使いやすさはcardoの方が上(操作のレスポンスや音質、配線の丈夫さ)
- 寿命が同じぐらいもしくは倍以上差がないならSETHDAの方が圧倒的にコスパが高い
と、個人的には思いました。
ここは個人差があると思いますが、細かな気配り的な使いやすさを多く含んでいるのはcardo製かなと思ったぐらいですね。
音質がきちんとしているとか配線がまとまっているのでいちいち引き抜いたりしないので断線や配線が抜けて聞こえなくなるという可能性がないのは個人的に結構いいなと思っていました。
やはり値段が高いことにはそれなりに理由があるのでいいものはいいですね。
しかし決定打になるものはなかったので、値段に対してのスペックだけなら、僕はどちらも持っていない状態でこの二つから買うなら「SETHDA B-35」の方を購入しますね。
まとめ:「SETHDA B-35」は初心者ライダーに1番おすすめできる中華インカム!
結論として「SETHDA B-35」は初めてのインカムとして初心者ライダーに十分おすすめできるものになっています!
中華インカムとしてのコストパフォーマンスが高く、よくわからないけど15000円ぐらいのインカムをとりあえず買おうと思っている人はこれでも全然事足りますよ!
- 値段が圧倒的に安い(クーポンを使えば3300円ぐらい)
- 防水機能や10時間持続のバッテリーなど必要十分な機能性を備えている
- 取り付けも簡単にできるので初心者でも安心
是非是非、バイクライフの始まりとともに揃えてほしい装備としてこちらのインカムを使ってみてほしいです!
このほかにもソロツーリングキャンプでおすすめしたいアイテムをご紹介している記事があるので併せて読んで参考にしていただけると嬉しいです!