2024年末に静岡県は富士宮市にあるキャンプ場「ふもとっぱら」にバイクでソロキャンプに行ってまいりました。
ふもとっぱらといえば、富士山の麓にあるすべてのキャンパー聖地とも言われる日本一有名なキャンプ場で、「ゆるキャン△」の聖地としても知られています。
都心から行くには多少距離があるので、バイクで行くのは少し不安でしたが今回は実際にバイクでふもとっぱらにソロキャンプをしてみての体験談を交えてキャンプ場の紹介や注意するべき点について書いていきたいと思います!
- ふもとっぱらはどんなキャンプ場なのか
- 都心部からバイクでふもとっぱらに行くルートと時間はどれくらいかかる?
- ふもとっぱらの素晴らしいところ・魅力
- 冬場のふもとっぱらでの注意点
- ふもとっぱら周辺の観光スポットも紹介
ふもとっぱらの基本情報
キャンプ場の公式サイトはこちら。
富士山の麓にある広大なキャンプ場
- HP:https://fumotoppara.net/
- 住所:〒418-0109 静岡県富士宮市麓156
- 電話番号:0544-52-2112
- 営業期間:通年営業(定休日なし)
- キャンプサイト:全面フリーサイト
- チェックイン:8:30 – 17:00
- チェックアウト:14:00まで
こちらのキャンプ場はこんな人にオススメ!
- ゆるキャン△ファンの人
- 富士山を大パノラマで眺めたい人
- フリーサイトで自由に場所を決めてキャンプしたい人
- キャンプでもお風呂に入りたい人
ふもとっぱらがある富士宮市は、都心(池袋)から山梨方面の中央道経由、静岡方面の東名高速経由のどちらでも早ければ3時間ほどで向かうことができるので都内在住の方も比較的行きやすいキャンプ場となっています。
キャンプ場のHPでも徒歩ではなくバイクや車での入場が推奨されていますので関東方面から高速道路で向かう方は、自身のお住まいからこのどちらかのルートで行きやすい方になります。
ふもとっぱらの利用料金はいくら?
ふもとっぱらは全面フリーサイトのオートキャンプ場で利用者の年齢と車の種類や大きさの組み合わせによって料金が異なります。
キャンプ場の料金料金一覧はこちら。
- 利用者の年齢別料金
大人(中学生以上):日帰り 500円 一泊 1000円
小学生: 日帰り 250円 一泊 500円 - 車の種類別料金
バイク・自転車:日帰り 500円 一泊 1000円
自動車: 日帰り 1000円 一泊 2000円
キャンピングカーなど:日帰り 2000円 一泊 4000円
黄色い部分は僕が今回利用した構成の料金です。
計算方法はそれらの合算なので料金は以下のようになります。
大人一泊:
1000円 + バイク一泊:1000円 =2000円
人数が増える分利用者料金が増えていきますので、利用時は何人でどんな車で行くのかを事前にしっかりと確認して料金を調べておきましょう。
ふもとっぱらの魅力とは!?素晴らしい景色や施設を紹介!
ふもとっぱらは都会では味わえない景色、空気が味わえる最高のキャンプ場です。
その魅力を実際に体験してきた目線で一つずつ紹介していきます!
魅力その1:大パノラマで臨む富士山の圧巻の雄姿

写真は他に4枚ぐらい取りました笑
一番の魅力はなんと言っても富士山を迫力の大パノラマで眺めながらキャンプができることです!
写真は朝撮ったものですが、昼、夕方、夜とその姿を変えていく様子は何時間眺めてても飽きません。
富士は日本一の山を全身で体感できます!
魅力その2:朝霧高原の澄んだ空気が味わえる
景色はもちろんのこと、ふもとっぱらが位置している朝霧高原の澄んだ空気が味わえます。
都会では絶対に味わえない綺麗な空気を取り込んで自然とデトックス&リラックス。
この澄んだ空気のおかげで富士山がよく見えるというのもポイントです!
魅力その3:充実した売店施設

中央にある二つのトイレの間には売店施設があり、食料品からキャンプ用の小物、オリジナルの木製キャンプ雑貨などが販売されています。
地ビールなども売っており、晩酌の時のお酒をここで買っても良さそうです。
ここではゴミの分別に必要な専用のゴミ袋も販売しているのでキャンプ場利用時はこちらの売店で購入しましょう。
また、売店の外では薪がこのようにたくさん積んであります。

火がつきやすい針葉樹と、火が持続しやすい広葉樹の2パターンがどちらも大量に置いてあります。
購入時は事前に売店受付で購入することを伝えて料金を支払ってから好きなものを選んで持っていけるシステムになっています。
魅力その4:充実した水道・トイレ設備
キャンプ利用における水道施設も非常に整っているのも魅力の一つ。
キャンプをするにあたって水は必須になりますからね!
以下のふもとっぱらのサイトマップをご覧いただくと、蛇口のマークが書いてある場所に水道が設置されています。


ここは夜間も明かりがあるので歯磨きなどにオススメ。
全ての蛇口の水が飲料水になっているので、タンクに入れて手元に置いておくと何度も飲み水を汲みに行かなくて済むのでおすすめです!
ソロキャンプでも使いやすいコンパクトなタンクはこちらがオススメです。
また、トイレも非常に設備が整っていて、サイト中央にある二つのトイレはどちらも洋式で温水洗浄便座付きで寒い冬場も快適です。

富士山トイレは遠かったので行けていないですが、そちらは仮設の和式トイレになっています。

魅力その5:無料で入れる広い入浴場が施設内に完備

キャンプ場はお風呂がないところやシャワーのみのところも多いですが、こちらのふもとっぱらは金山温泉という大浴場が敷地内にあり、しかも無料で入れます!
人工温泉ですが効能もしっかりあるし、浴槽も広いので利用者が多くてもぎゅうぎゅうにならないです。
寒い冬にもお風呂であったまれるのは嬉しいです。
魅力その6:ゆるキャン△ファンにはたまらないフォトスポットが多数!
漫画・アニメで大人気作品である「ゆるキャン△」の聖地でもあるこのキャンプ場は作品を見たことのあるファンにはたまらないフォトスポットが多くあります!

このように原作のシーンと実物の風景を見比べるのも楽しいですよ!
ふもとっぱらでの注意点や気を付けるべきことは?
そんなすばらしい魅力がいっぱいのふもとっぱらですが、利用にあたって気を付けるべき点ももちろんあります。
楽しくキャンプが出来るように以下のことはしっかりと覚えておいて、対策しておきましょう!
夜はかなり暗くなるので移動するときは明るいライトを持ち歩く!
ふもとっぱらはサイト内に明かりなどがほとんどないため、日が沈んだ以降はかなり暗くなります。
夜間にトイレやお風呂などに移動する際は絶対にライトやランタンを持ち歩きましょう!
トイレやお風呂のある建物はライトがありますが、基本的にサイト内は各自のランタンの明かりしかないので本当に暗くなりますので忘れないように!
しかし、サイト内に人工的な明かりがないことで、夜空を非常にきれいに観ることができるということにつながっているのでしっかりと対策をして夜空も楽しみましょう。
ほぼ全面が芝生のサイトなので、焚火をするときは焚火シートが必須!
サイトマップをご覧になるとわかりますが、サイト内のテントが張れる個所はほとんどが緑色になっており、全面芝生です。
そのため、芝生へのダメージを避けるために絶対に焚火シートを使用して、その上に焚火台を置いて焚火をしましょう。
みんなが楽しめるようにキャンプ場のルール・マナーを守りましょう。
冬場の夜間はかなり寒いので十分な防寒装備が必要
ふもとっぱらの所在している静岡県富士宮市は、市街地など平地は温暖な気候ではありますが、ふもとっぱらのサイト自体は標高800メートル以上の高所にあることから市街地との気温差がかなり大きいです。
標高が100m上がるごとに気温は0.6℃下がるので、市街地が15℃の際のふもとっぱらは約10℃、夜間は市街地でも0℃近くに下がるのでその際は軽く氷点下を下回ります。
僕が訪れた時も就寝時は-4℃ぐらいまで下がっていました。

寒い…
真冬に限らず、秋から春にかけてもしっかり冬用シュラフやシュラフカバーを準備して暖かくして寝ることを心がけましょう!
憧れの「ふもとっぱら」で年忘れキャンプ!
実際にふもとっぱらでキャンプをしたレポート記事はこちらから!
バイクを運転している最中は写真とかは全然とれていないですがご了承ください。
年末の寒さの中バイクで出発
2024年年末、平日にも関わらず転職活動の合間であるのをいいことにバイクを走らせいざ「ふもとっぱら」へ。行ってまいりました。
行きは中央道、山梨県側から向かいます。
日中の最高気温は約15℃と、この時期にしては寒すぎずマグマカイロとしっかりとした防寒をすればバイクに乗っていても凍えるほどの寒さではなかったです。
道中SAで休憩をするなどして約2時間はしたころに入った富士吉田市でトンネルを抜けるといきなり目の前に富士山が!
「山梨の富士山は左右対称で綺麗な山だな~」、とそんな富士山を見た感動を胸に徐々に目的地に近づいていきます。
途中、富士急ハイランドを横目にスルーしていざ静岡県の富士宮市に突入!
目的地のふもとっぱらに到着!
午後3時ごろ、無事に目的地のふもとっぱらに到着!
山梨方面からきたこともあり、市街地などを経由せず直接ふもとっぱらへ到着しました。
受付は以前は売店と同じ建物だったようですが、現在は敷地の入り口でドライブスルーのような形で受付をするスタイルになっています。
いざ、テント設営のためにサイトにイン!

キャンプサイトに入るやいなや目の前に広がる大きな富士山の姿!
これが見れただけでも来た甲斐があります!
運転中も絶えず見ていたけど、キャンプ場で見れるというのもまた別格です。
拠点選びとテント設営
いざ拠点を選んでテント設営、テリトリーの確保です。
平日とはいえ、年末が近いこともあり結構人が多かったです。
サイトマップのEの敷地のちょうど真ん中ぐらいがいい感じに開けていたのでそこに決めてテントを設営。
はやく自分のテントから富士山を見たいのでせっせと設営します。

いつもの「BUNDOK ソロドーム」を張ります。
うん、これでよし!

自分のテントや焚火台、自分の足も含めたこの自分からだけしか見えない景色がたまりませんね。
焚火とチゲ鍋とゆるキャン△、そして失態

入浴時間も限られるので先にお風呂に入ってから焚火を起こして夕飯の準備。
ふもとっぱらでキャンプということで、夕飯は原作でもリンちゃんとなでしこがやっていた坦々餃子鍋!
焚火を起こして明かりと暖と明かりを確保したところで要していたチゲスープとひき肉、餃子その他もろもろを使ってお鍋の準備をします。
基本はぶち込むだけ!そして完成!…しかし作ったはいいがここで失態。
食事の写真を撮り忘れてしまいました、写真の右側に映ってるんですけどもはや存在してないに等しい、もう写真の主役がiPadに映るなでしこです。

次回作るときはしっかりと材料と調理工程の写真を撮りたい思います。
ちなみにこの焚火の向こうにも暗闇の中にかすかに富士山の輪郭を感じれるとかられないとか…僕は若干感じました笑
就寝時はとにかく寒く風が強い日もあるので注意が必要
就寝準備中の22時ごろで0℃を下回っていたので、深夜は氷点下4℃ぐらいまで下がるであろうと予報が出ていたので極寒キャンプでも大丈夫な装備を準備します。
風も強く吹く場合もあるので、寝る前にテントのペグもしっかり打てていることやテントのシートがしっかりと張られているかも確認しておきましょう。
これで風に強くなり睡眠の妨げになるテントのバサバサとした音がかなり軽減できます。
就寝時の装備はこんな感じ。冬キャンプの装備に困ったらご参考にしてみてください。
- 上:無印あったか綿インナー厚手
- 下:ユニクロヒートテックタイツ(綿混)
- いつもの冬用ダウンシュラフ soomloom
- いつものエアータイプキャンプマット
- 今冬から導入シュラフカバー

シュラフカバーがどこまで効果を出してくれるか不安でしたが全く問題なし。
寝る前はすでに-1℃になっており、この寝袋に体を1時間ほど入れた時の温度と翌朝の寝袋内の温度はこちら。

カイロを足元に入れていたとはいえ、ピークで-4℃の屋外で寝られるのであればかなり快適です。
氷点下を下回るような場所で冬キャンプを行う際はぜひとも使用することをオススメしたいです。
翌朝、朝日が昇る富士山とご対面…

できませんでした。
起きたらだいぶ日が昇ってしまっていました、眠れすぎました。
それでも山頂に傘雲が少しかかった太陽とまぶしい朝日という快晴の空の下で見た富士山は本当に素晴らしかったです。
朝食に昨日売店で買ったブレンドコーヒーとカップヌードルを食べて、済んだ冷たい空気を取り込み脳を起こしていきます。

最高のデトックスタイム…。
チェックアウトまでゆるキャン△聖地フォトスポット巡り
撤収準備を行って大体10時ごろ。
チェックアウトの最終時間(14時)まではまだまだ余裕があるのでせっかくなのでふもとっぱら内のゆるキャン△の聖地フォトスポットを巡ってみましたので紹介します。
牛舎

先ほども紹介したサイトの中央にある牛舎です。
見た目のインパクトが強いので作中でも印象に残っている人も多そう。
僕が見た感想は「でかい顔みてえだ…」でした。
炊事場

こちらも売店の隣の水道やテーブルの空間で先ほど紹介していましたが、写真の画角は違いますがこちらも登場しています。
薪の袋詰めや、食料品やキャンプで使用するアイテムの自動販売機もあるので隣接する売店の閉店後も買い物ができるエリアです。

ライオン?の像

リンちゃんがライオンかどうかわからなかった謎の像も受付近くにあります。
原作では一体だけでしたが、隣に虎のような像もありました。
逆さ富士

ふもとっぱら屈指のビュースポットの逆さ富士の池もあります。
原作やアニメでも雰囲気のある場所ですが実物は想像以上の迫力で圧倒されます!
ぜひ実際に足を運んで聖地を巡ってみてください!
ふもとっぱらの周辺スポットを巡る
ふもとっぱらのゆるキャン△聖地巡礼を終えてチェックアウトした後は静岡方面から東名高速経由で帰ることにしたので、道中の富士宮市街地の観光スポットも巡ってみました。
中にはゆるキャン△本編でも出てきた場所もあるので、ふもとっぱらにいったら是非とも立ち寄りたい富士宮の観光スポットを紹介します。
白糸の滝

地元では有名な観光名所で日本三大名瀑にも数えられている滝の一つで、世界文化遺産にも登録されているスポットです。
20mの高さから落ちてくる水は大迫力でパワースポットとしても知られています。
- 住所:〒418-0103 静岡県富士宮市上井出273−1
- ふもとっぱらからの所要時間:15分
- 営業時間:8:30~16:30
- 入場料:自動車 500円 バイク 200円
- 電話番号:0544-27-5240
- HP:https://fujinomiya.gr.jp/guide/170/
- 備考:駐車場・駐輪場あり
近くには音止の滝という日本の滝百選に選ばれている滝もあるので、二つの大きな滝を一度に見ることができます。

富士山本宮浅間大社

こちらは全国に1300もの数がある浅間神社の総本山で、大きな存在感を放つ富士山をご神体とする神社で、パワースポットとして有名です。
大きな鳥居とその後ろにそびえる富士山、そして綺麗な朱色が映える境内は圧巻です。
ゆるキャン△でもなでしこのソロキャンプ回で登場しているの場所ですので、聖地巡礼も含めて是非ご利益をもらいに訪れてほしい!

- 住所:〒418-0067 静岡県富士宮市宮町1−1
- ふもとっぱらからの所要時間:30分
- 営業時間:5:00~20:00
- 入場料:車は1時間200円 バイク駐輪は無料
- 電話番号:0544-27-2002
- HP:http://fuji-hongu.or.jp/sengen/access/index.html
- 備考:駐車場・駐輪場あり
お宮横丁 富士宮焼きそば

浅間大社のすぐ近くにある「お宮横丁」という焼きそば屋さんやお土産屋さんが並ぶ場所があり、富士宮といえば外せないB級グルメの「富士宮焼きそば」もいただきました。
魚粉が上にかかっていて面がもちもちしているのが特徴。
以前も食べたことあるけどやっぱりおいしい!

帰り道の腹ごしらえやお土産購入の際はここに行っておけば間違いなしです。
僕はお土産にも富士宮焼きそばも売っているので買って帰りました笑
- 住所:〒418-0067 静岡県富士宮市宮町4−23
- ふもとっぱらからの所要時間:30分(浅間大社から徒歩2分ほど)
- 営業時間:10:00~16:30(今回寄った焼きそばアンテナショップ営業時間)
- 電話番号:0544-25-2061
- HP:お宮横丁
- 備考:駐車場・駐輪場はなし
浅間大社に止めておいてそのまま徒歩で行くのがオススメ
これらを回って新東名高速から帰路につきました。
12月の末に新東名を120kmで走るのは凍えるような思いをしたので、バイクで行かれる方は自分の思っている以上の防寒をすることをオススメします。
また、時期や時間にもよりますが、平日でも夕方になると東名高速は結構混むので3時間以上をかけての帰宅になりました。
家に着く頃は真っ暗になってしまったので、都心部にお帰りの方は渋滞情報などをチェックして出発時間を早めるなど検討して移動しましょう。
まとめ:1度は行くべき最高のキャンプ体験ができる場所
今回の記事のまとめです。
あらためて、ふもとっぱらはこんな人にオススメしたいキャンプ場です。
- ゆるキャン△ファンの人
- 富士山を大パノラマで眺めたい人
- フリーサイトで自由に場所を決めてキャンプしたい人
- キャンプでもお風呂に入りたい人
富士山を大迫力で臨めるロケーションは圧巻です。
富士山周辺には他にも、富士山を望めるたくさんの素晴らしいキャンプ場がありますが、この広さのフリーサイトを持つキャンプ場は決して多くはないです。
また、初心者の方でも今回紹介した注意点をしっかりと肝に銘じていただければ楽しくキャンプが出来るキャンプ場です。
是非、今回の記事を参考にしていただきふもとっぱらでキャンプを楽しんでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
